LEATHER MAKING
技 - 求められる品質を創り出す力 -
“皮”には、それぞれ表情がある。
それを“革”へと磨きあげる、伝統の技。
動物の皮は、性質も見た目もひとつひとつ違います。
種類だけではなく、個体ごとに仕上がりも変化する、繊細な素材です。
“皮”それぞれの個性を、“革”独特の風合いへと高めていく。
その時、スズキの職人たちは自らの経験と感覚を頼りに素材がもつ可能性を最大限に引き出します。
品質 - 風合い、そして用途に応じた高い耐久性 -
信頼に向き合う。
使うほどに、愛されてほしいから。
革製品は長く大切に使われてこそ、味わいが増してきます。
そのためには製品がどのように使われるかを見据えたうえで、
耐久性、耐摩耗性、傷などに対する厳しいチェックが必要です。
スズキでは、製造工程の各プロセスで品質検査を実施しています。
安定したクオリティでお客様に安心していただくこと。
原皮選びから最終検品まで、私たちの「信頼」を追求しています。
取り扱いレザー
キップ（Kip skin）
柔軟性があり、きめ細かい皮質のキップ。 生後半年以後から1年余りまでの牛の革で、カーフよりも肉厚で高い強度があり、高級素材として取り扱われています。
ステア（Steer hide）
多彩な革製品に対応できる成牛革です。 生後3～6ヶ月以内に去勢したオスで生後2年以上経た食肉牛は 安定した品質で様々な製品素材に最適です。 肌目が美しく丈夫な北米産のステアも取り扱っています。
キッド / ゴート（Kid / Goat leather）
キッドレザーは、生後1年未満の山羊の皮を使い、薄くても非常に繊維の強度があり美しい光沢があります。生後半年以上の大人の山羊からできるものをゴートレザーと呼びます。密度の高い繊維のおかげで、薄くても傷がつきにくい強靭性と型崩れしにくい特徴があります。
シープ / ラム（Sheep / Lamb skin）
生後1年以上の羊の革をシープスキン。生後1年未満の羊の革をラムスキンと呼びます。ラムスキンの中でも、生後半年以内の幼獣の革を「ベイビーラム」と呼と呼ぶこともあります。いずれも牛革などに比べると薄くて軽く、しなやかで柔らかいのが特徴。また保温性が高いという性質もあります。
シープシルキースエード（Sheep suede）
主に子羊の皮から作られており、このしなやかでベルベットの毛羽立ちのあるスエードは、最も軽量で繊細なスエードとして広く利用されています。 きめ細かく、シルクのように滑らかな毛足、シープ特有のソフトさと軽さを合わせ持ったスエードで、色鮮やかな発色も魅力です。
エナメル（Patent leather）
欧米では特許（パテント）を取得した革ということで、「パテントレザー」と呼ばれています。革の表面を樹脂でコーティングすることで、光沢や耐水性が通常の革よりも強くなります。 その宝石のようなゴージャスな輝きから、フォーマルなシーンで履く靴によく利用されるようになり、その名残からか、今でもタキシードなどの礼装にはエナメルの靴が定番となっています。
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